ニューヨーク観光で厄介なのは、一体どこから始めたらよいか分からない、ということです。しかし、まっすぐ世界的にも知られた名所や、ダイナミックな街のシンボルといった場所へ向かわなくとも、ただそこにいるだけでも十分なのです。ニューヨークの魅力は、多様な文化を持つ人々がひしめき合うなかで発せられる、エネルギーと多様性のなかにあると言ってよいでしょう。街は文化や言語、微妙な差異の衝突で振動しています。上流社会と下層社会が交わりあい、どんな人でも、どんな嗜好を持っていても、24時間休みなく刺激を受け、楽しみ続けることができます。
緑深いセントラルパークCentral Parkのベンチでくつろいだり、ソーホーSohoのフランス料理のビストロから街行く人々を眺めたり、又はスタテン島Staten Island行きのフェリーから自由の女神を見上げたりといった経験は、観光客ならほぼ皆、すでに経験済みのような気持ちになっているかもしれません。それほどまでに、ニューヨークはテレビや映画でなじみのある街なのです。しかし、これらのよく知られた名所を実際にその目で見たり、ありきたりの表現ですが‘眠らない街’ニューヨークの鼓動を実際に感じたりするのは、やはり特別な経験といえます。
ニューヨークは5つのborough(行政区)から成ります。スタテンアイランドStaten Island、ブロンクスThe Bronx、ブルックリンBrooklyn、クイーンズQueens、そしてマンハッタンです。しかし多くの観光客はマンハッタンManhattanから出ることはありません。この小さな地区に、見どころがぎっしり詰まっているのです。リトルイタリーLittle Italyの24時間営業のパスタレストラン、チャイナタウンChinatownの活気溢れる通り、グリニッチ・ヴィレッジGreenwich Villageのジャズクラブ、ブロードウェイBroadwayの劇場、そして街のシンボルともいえる自由の女神、エンパイア・ステート・ビルEmpire State BuildingやタイムズスクエアTimes Squareといった場所もしかりです。
ニューヨークは、‘世界最高の3日間を過ごせる都市’とよく言われ、概して当たっています。たしかに博物館や美術館、バーやクラブ巡りといった大騒ぎの日々が続くと、疲れてしまう観光客もいることでしょう。しかし幸運なことに、北部のアップステート・ニューヨークUpstate New Yorkには多くの国立公園が、またロングアイランドLong Islandのビーチ、または単にセントラルパークの緑濃いオアシスまで、ニューヨークには多くの選択肢があります。望みが何であれ、ニューヨークはあなたを魅惑し、巻き込み、惑わせることでしょう。